2009年06月01日

ノミとマダニ予防の重要性

みなさんノミとマダニに対する予防はされていますか?

ノミ・マダニは血をすってかゆくなるって思っていませんか?

そのあたりについて今回は簡単に説明したいと思います。


ノミの吸血後痒くなるのはなぜ?

ノミは吸血後自分の唾液を注入し、それによるアレルギー反応で吸血部に痒みを起こします。

ノミアレルギーのある子は、吸血部位外にも皮膚全体に痒みを起こすようになります。

他にも瓜実条虫やヘモバルトネラ、猫ひっかき病の原因ともなります。


マダニの吸血後は痒いの?

痒くなることはありません。

なぜならマダニは碇を下ろして、数日〜10日間かけてゆっくりと血を吸うため、

もし少しでも痒みを起こしてしまったらかれたり、舐められたりで

血を吸うどころか自分の命さえ脅かされないためです。


ではなぜ予防したほうがいいの?

と思われるのではないでしょうか。

1匹のマダニがお腹いっぱいになるまで吸血した場合およそ1ccです。

多数の寄生があれば貧血を起こしてしまう可能性は確かにありますがそれは極めてまれだと思います。

ではなぜ?

それはマダニが犬のバベシア症ヘパトゾーンなどの多くの血液病の媒介者(ベクター)となるからです。

これらの病気は治療後も必ずしも完治する病気ではありません。


※媒介者(ベクター)とはフィラリア症を蚊が媒介するように、昆虫やダニなどの病気をうつす節足動物のこと。

脅かすわけではありませんが・・・

ノミが付いたら、ダニが付いたら治療しようで済めばいいのですが。

もちろん、どのノミやマダニもこれらの病気を持っているわけではありません。

タグ:ノミ マダニ
posted by 鈴木慎一 at 12:55| 静岡 曇り| Comment(2) | TrackBack(0) | 犬と猫の診療 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2009年05月30日

いいこにな〜れ

006.jpg

○○様のレオ君です。2代目バーニーズです。

とってもかわいこちゃんです。

先代は嫌なものは嫌とはっきり行動で示すちょっぴり恐い子でした。

レオちゃんはおりこうさんで育ってくれることを祈っています。

タグ:仔犬 しつけ
posted by 鈴木慎一 at 00:03| 静岡 曇り| Comment(0) | TrackBack(0) | 日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2009年05月15日

フェレットの毛球症

フェレットさんの毛球症についてです。

フェレットにも毛球症がおこることはご存知でしたか?


嘔吐食欲不振というのがほとんどの症状です。

胃内毛球症と診断されずに対症療法のみで治療をされ続けた場合は、

体重減少、さらにはなくなってしまう可能性さえあります。

こちらのレントゲンをご覧ください。

フェレット毛球症.jpgフェレットBa経過.jpgフェレット毛球症Ba検査.jpg

単純撮影では通常異常はありませんが、バリウム造影検査にて3点異常を検出することが可能です。

1つは胃からのバリウムの排泄が非常に遅いこと

2つ目は胃の幽門部(胃から十二指腸への出口)にバリウム欠損像が認められること

3つ目はバリウムの付着した毛球が検出されること。

最後の写真に毛玉がはっきりと見えると思います。


ウサギの胃内毛球とは異なり、手術あるいは内視鏡による摘出が必要です。
posted by 鈴木慎一 at 16:29| 静岡 晴れ| Comment(2) | TrackBack(0) | エキゾチック動物医療 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2009年05月02日

フィラリア症の予防ははじめましたか?

ゴールデンウィークはいかがお過ごしでしょうか?

ご家族でお出かけもいいですね。東名高速はすでに混雑の模様です。


ところでフィラリア症の予防ははじめましたか?

わんちゃんは言うまでもなくほとんどの方がフィラリア症の予防をされていらっしゃると思いますが、

フェレットさんも感染の危険が極めて高いのはご存知でしょうか?

ご存知の方でも「うちの子は外に絶対に出ないから大丈夫!!」

と思っている方、要注意です。

フィラリア症のフェレットさんはみんなそんな理由で予防されていない子なのです。

ネコちゃんもフィラリアに感染することご存知でしたか?

近年フィラリア症と診断されるネコちゃんも増えていることが事実です。

おそらく診断技術が上がったためだろうといわれていますが・・・


「フィラリア症」・・・

古くより知られている病気ですが、いまだに撲滅できていないどころか、

まだまだ多い病気です。
posted by 鈴木慎一 at 16:39| 静岡 | Comment(0) | TrackBack(0) | 犬と猫の診療 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2009年04月13日

キンクマ(ゴールデンハムスター)の里親様募集

当院の患者様でゴールデンハムスター(キンクマ)の里親を募集されている方がいらっしゃいます。

6匹生まれ、順調に成長しています。

ハム里親募集.jpg

ハムちゃん好き、かわいいハムちゃんを欲しいという方がいらっしゃいましたら、

当院053-489-6701までご連絡ください。

どうぞよろしくお願いいたします。

みんな健康診断を済ませておリ問題はありません。
posted by 鈴木慎一 at 22:17| 静岡 曇り| Comment(1) | TrackBack(0) | 里親募集 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2009年04月09日

食用油に落ちたブンチョウ

油汚染.jpg

放鳥中に誤ってなべの油の中に落ちてしまったようです。

いつもはキッチンへの扉を閉めていたようですが、この日に限って忘れてしまったようです。

火はついておらず、冷たい油だったので不幸中の幸いでした。

このように油が羽毛に付着すると、空気の層を作れずあっという間に

体温が奪われて弱ってしまいます。

特殊な洗剤と専用のシャンプーで何度も洗いました。

羽毛も元の状態になり元気に帰っていきました。


いつものことだから・・・とちょっとした不注意で

大きな事故に見舞われる可能性があることは動物も同じです。



何事も確認が必要ですね。
posted by 鈴木慎一 at 17:41| 静岡 曇り| Comment(0) | TrackBack(0) | エキゾチック動物医療 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2009年03月28日

狂犬病予防注射の時期がやってきます

早いもので・・・もうすぐ4月です。

「狂犬病予防法」により生後91日齢以上のすべてのわんちゃんは、

狂犬病予防注射を受け、登録をしなければなりません。


通常4、5、6月がその時期にあたります。

狂犬病はいまなお世界で猛威をふるい、毎年55000人以上がなくなっております。

すべての哺乳類に感染し、ひとたび感染すると決して治ることなく100%死亡する極めて恐ろしい病気です。

幸い、現在我が国日本にはこの病気はありませんが、いつ何時持ち込まれるかわかりません。

狂犬病の蔓延を防ぐ最も効率的な対策がわんちゃんへの予防接種の励行です。

飼い主様お一人お一人が、この病気の恐ろしさを理解し、協力し合うことが大切です。

何卒ご理解をお願い申し上げます。


ハミング動物病院では浜松市に加え、湖西市、新居町にお住まいのわんちゃんの「狂犬病予防注射済表」のが配布可能となりました。

はじめてのわんちゃんは「登録」と「鑑札」もお渡しできます。

なお、狂犬病の注射には診察料はかかりません。
posted by 鈴木慎一 at 11:31| 静岡 雨| Comment(0) | TrackBack(0) | 犬と猫の診療 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2009年03月15日

角膜潰瘍

前回はウサギの涙についてご紹介しましたが、

今回は本当に目ヤニが出る病気についてご紹介します。

うさぎ角膜潰瘍.jpg

このうさぎさんは「黒目が白い」ということで来院しました。

角膜の傷を調べる「フルオレセイン染色」を行っている写真です。

角膜に傷がると黄色(緑色)に染まります。

結膜は充血し、虹彩の充血が見られました。

比較的深い傷でしたが、幸い細菌感染はなく目薬も嫌がらず差させてくれるようで順調に回復しています。
posted by 鈴木慎一 at 18:49| 静岡 雨| Comment(2) | TrackBack(0) | エキゾチック動物医療 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2009年03月09日

ウサギの目ヤニ

流涙.jpg

目ヤニが気になります。何か眼の病気でしょうか?

この症状で困っているウサギさんけっこういるのではないでしょうか?

ところで本当に目ヤニなのでしょうか?

わんちゃんやねこちゃんで「兎眼」といわれる症状があるように、

ウサギさんは正常で眼が比較的飛び出ている動物です。

したがって眼の病気が多いのは確かですが
、飼い主さんが思っている目ヤニ

実は正常な涙の場合がほとんどです。

ウサギさんの涙は脂の成分が多く正常でもドロッとしています。

確かに「メヤニ=眼脂」とは書きますが…


われわれヒト、わんちゃんでは「ドライアイ」、そのままですが涙が少なく眼が乾く、

あるは「乾性角結膜炎」という病気で悩んでる方が多いと思いますが、

うさぎさんは目が飛び出ているにもかかわらず、脂のおかげで「ドライアイ」がないのです。


では涙がなぜあふれているウサギさんがおおいのでしょうか?

それは歯が原因となっていることがあります。

ではこのレントゲンをご覧ください。

頭部(R).jpg

涙は常に涙腺で作られ、角膜を保護し、やがては鼻涙管をとおり鼻へ抜けていきます。

歯の根元の病気によりこの「鼻涙管」が圧迫され、管が細くなることにより

涙が鼻へと抜けにくくなるために起こります。
posted by 鈴木慎一 at 10:46| 静岡 曇り| Comment(0) | TrackBack(0) | エキゾチック動物医療 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2009年03月02日

気づいてあげてください  鳥の貧血

セキセイインコ貧血.jpg

このセキセイインコさん重度の貧血を起こしています。

鳥の飼い主さん、すぐにわかりますか?


鳥さんはくちばしの色、脚の色を見ればある程度の貧血を起こしていればわかります。

明らかに「白い」ですね。普通はピンク色をしていると思います。


鳥を熱心に診療している獣医師は次のような先生が多いです。

1.待合室での鳥さんの様子を見ている(しゃべっているか聞いている)

2.飼育環境(食事、日照時間、放鳥時間、ケージの環境など)を十分に聞く

3.いきなり保定(手に取る)することなく、じーっと眺める

4.時に触ることなく診察を終える(もちろん触らない十分な理由を説明してくれるはず)。

といったところです。

※「糞便検査・そのう液検査をしてくれる」とうのはあまり重要ではないかもしれません。

検査をしていても「メガバクテリア」すら診断されずに当院を受診するケースが非常に多いです。

熱心な愛鳥家であれば誰でも知っているはずのこの病気ですが、

ほとんどの獣医師が名前すら聞いたことがないのが現状です。



この鳥さんも病院で「検便・そのう液検査に異常ありません。様子を見てください」

と言われていたようです。


診断は「メガバクテリア症による胃出血、重度貧血」

残念ながらまもなく亡くなってしまいました。


posted by 鈴木慎一 at 12:17| 静岡 曇り| Comment(0) | TrackBack(0) | エキゾチック動物医療 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする