お家のウサギさんには「避妊手術」はしてありますか?
4〜7歳では80%くらいの子が子宮のガンに罹っている
という報告があります。
子宮がんは通常ゆっくり進行していくために、
お家の方にに気づいてもらえないことが少なくありません。
また病気の兆候として血尿を排泄することもありますが、
ウサギさんは生理的な赤色尿(色素尿)を排泄することもあるため、
異常と思われないこともよくあります。
明らかな症状を示すのは肺転移を起こして呼吸困難になったとき、
食事を取れなくなったときなど末期になったときです。
こうなったときには痛みをとってあげるくらいしか
手立てがありません。
「避妊手術」(卵巣子宮摘出術)さえしてあれば
今も元気にしているはずの多くの女の子が、
子宮がんで亡くなっていくのを数多く目にしてきました。
皆さんの家族であるウサギさんが1匹でも多く、1日でも健康で長く暮らせるよう
すべての女の子に避妊手術がなされるよう願っています。
ウサギさんは手術すると死んでしまうという迷信
をよく耳にしますが、そんなことは絶対にありません。
ハミング動物病院ではすべての動物に
より安全で、より痛みの少ない手術を心がけております。
また手術中の「万が一」に迅速に対応できるよう
血管と気道を確保し、より安全な麻酔管理を行なっております。
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