インコはとても人懐こく、頭のいい鳥です。
インコが友達であり家族であるという方も多いと思います。
それだけに多いのが「セキセイインコの生殖器疾患」です。
男の子は精巣の病気、女の子は卵巣や卵管の病気に始まり、
そこから出される性ホルモンによって多くの症状が現れます。
毛引きや卵塞(卵詰まり)、腹壁ヘルニア、精巣腫瘍、卵管炎など
数多くの病気を引き起こします。
病気になる原因は多くの場合飼育方法にあります。
鳥カゴのおもちゃ、遊び方などちょっとしたことの積み重ねで
小鳥たちが病気になってしまいます。
大切な家族の一員が病気になることがないよう
もう一度考え直してみましょう。
鳥は病気を最期の最期まで隠します。
動物病院に来院される際はどんなときでも
必ずいつものカゴに入れてくいきましょう。
家を出る前に掃除したりせずそのままの状態で、いつもの食餌、
いつものままで来院してください。
小鳥のお家を見せていただくことにより、健康状態を知ることができるだけでなく、
鳥さんたちにとってより正しく、より快適な生活の場を
一緒に考えることができます。
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