2008年10月03日

ハムスターの体表腫瘍

ハムスターさんの指先にできた腫瘍の切除を行いました。

ハムスターは体表に腫瘍ができることが少なくありません。

もちろん必ずしも腫瘤(しこり)=腫瘍ではありません


今回は脚の指全体が腫瘍化していましたので残念ながら指の温存が不可能であり、

指の切除術としました。


ハムスターさんの腫瘍は成長スピードが想像を絶するほど速く、

「2、3日様子を見てから動物病院に…」なんて思っているうちに

倍の大きさになることもあります。


「しこり」に気づいたらすぐに受診しましょう。


手術をお勧めする場合「ちょっと考えてみてください」と言ってしまうことが私自身経験があります。

気をつけなければならないのは、この「ちょっと」という言葉です。

たった数日であっても手術ができないほど大きくなっていることさえあります。

できればその日のうちにでも結論を出したいところです。

では手術の流れの一部をご紹介します。

@出血に備え、手術の前に補液(輸液)を行います。
 このときに抗生剤と鎮痛薬(先制鎮痛)も投与します。

ハムスター皮下投与.JPG

A酸素ボックスで酸素化した後、ガス麻酔(イソフルラン)で麻酔導入します。

B心電図などのモニターを使用し、麻酔管理を行います。

ハムスター麻酔管理

C術野の消毒を行います。

ハムスター術野消毒.JPG

D手術開始

断指.JPG
切皮

※飼い主様への情報発信であり、術中の写真は掲載しておりません。

ハム断指.JPG
術後の足先
※指がなくなったことに、皆様が考えるほど気にならないと思います。



posted by 鈴木慎一 at 19:22| 静岡 ☁| Comment(0) | TrackBack(0) | エキゾチック動物医療 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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