2008年12月10日

診療費

昨日の犬猫の診療をしていますか?の続きです。

先日患者様に大変ショックなお話をいただきました。

以前にも当院は「病院」「病気」のイメージをなくし、

気軽に立ち寄れる空間を作るため、病院らしくない病院を作ったのですが

飼い主様の間であそこの病院は「料金が高そう」とか「入り難い」という話が出ていたことです。

簡単ではありますが費用についてご説明いたします。

診察料(税別)

初診料 1500円(初回カルテ作成時のみ)
再診料 750円(2回目以降の診療)
※一般身体検査・糞便検査(直接法)を含んでおります。

予防接種
・犬5種混合ワクチン 5000円
・犬6種混合ワクチン 5500円
・犬8種混合ワクチン 6500円

・猫3種混合ワクチン 4000円
・猫5種混合ワクチン 6000円

・フェレットワクチン 4000円

フィラリア予防薬
・犬 500円(錠剤)〜
・猫 800円〜1000円(チュアブル)
・フェレット 500円(錠剤・散剤)
※錠剤・散剤・チュアブル・スポットオン製剤があります。

健康診断
セット1(大人向け) 5000円
※身体検査、血液一般検査(CBC)+血液生化学検査(12項目)+尿・便検査

セット2(高齢向け) 10000円
※身体検査、血液一般検査(CBC)+血液生化学検査(18項目)+レントゲン検査(胸部・腹部)+尿・便検査

特殊検査をご希望でない場合の健康診断は、初診料あるいは再診料のみで受けることも可能です。
オプションで検査を追加できます。

不妊手術
■去勢
・小型犬  15000〜25000円 *体重により
・猫    12500円
・ウサギ  15000円

■避妊
・犬  25000円〜35000円 *体重により
・猫    20000円
・ウサギ  25000円
※手術料金には診察料、入院、全身ガス麻酔、手術料、血管確保、点滴、術前・術後の薬代(抗生剤、鎮痛剤)、抜糸を含めています。


治療費を含め十分なインフォームド・コンセントした上で診療いたします。

気軽に相談できる地域密着型ホームドクターを目指しております。

費用の面でご不安な方は事前にお電話にてお問い合わせください。


posted by 鈴木慎一 at 20:17| 静岡 ☔| Comment(0) | TrackBack(0) | ハミング動物病院 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2008年12月09日

入院中のコーギーちゃん、院内でお散歩

前日より元気・食欲の不振、頻回の嘔吐で当院に受診されました。

会陰ヘルニアがあり、排便がないときは食べが悪いことはあったようです。

お腹をひどく痛がる様子があり、レントゲン検査では胃内に異物を疑う所見に加え、膀胱内に結石がありました。

バリウム造影検査を実施したところ、数時間たっても胃からバリウムが動く様子がなく、

緊急手術を行いました。


今日は少し落ち着いた様子で、ごはんも食べてくれますが・・・

もともと甘えが強いよい子のようで、スタッフにも甘えています。

本当は外でお散歩させてあげたいとこですが、あいにくの天候です。

ごはんちょうだい.JPG

状態が改善して何よりです。


ところで・・・

犬猫の診療をしているかどうかの問い合わせがありますが、

もちろん犬猫をはじめすべての動物を診療しておりますのでご心配いりません。

エキゾチック動物の診療経験は豊富ですが、もちろん犬猫の診療経験がはるかに多いことは言うまでもありません。


犬猫の医学については他の多くサイトで紹介されておりますので

本ブログでは情報の少ないエキゾチック動物医学について主に情報発信しております。

犬猫をはじめすべての動物の信頼をえられるホームドクターとなれることを願っております。
ラベル: 入院
posted by 鈴木慎一 at 19:05| 静岡 ☔| Comment(0) | TrackBack(0) | 犬と猫の診療 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2008年12月06日

ウサギの飼い主様必見!!「毛球症って病気あるの?」

この病気は以前より知られていますが、本当にこんな病気があるのでしょうか?

ウサギさんは嘔吐ができないことはご存知だと思います。

※ウサギは食道の解剖学的構造からが基本的に嘔吐が不可能です。
昨年のエキゾチックペット研究会で東京大学のグループがウサギの嘔吐を発表していることは例外とします。

嘔吐とは生態防御反応のひとつで、有害物質を誤って口にしてしまったときに、

それを吐き出すために授かった反応です。もちろん病的な理由から嘔吐することもあります。

グルーミングをする動物が嘔吐をすることができなければ、飲み込んでしまった被毛はどこに行くのでしょうか?

当然腸を通り、最終的には便と一緒に排泄されるはずです


ではなぜ「毛球症」が起こるのか考えたことはあるでしょうか?

ウサギさんは自然界ではとても低カロリーで、繊維質の多い草を食べて生活しています。

一方、人の手で育てられているウサギさんは高カロリーで、低繊維のペレットを主体に与えられていることが多いのです。

繊維は正常な消化管運動には不可欠です。

実はウサギの毛球症とは・・・

この繊維が慢性的に不足していたり、あるいはなんらかのストレス、原因により消化管運動が低下するためにおこるのです。

「毛球症」ではなく、「消化管運動機能低下症」がもっとも正しい病名と考えられます。

したがっていろいろな方面から消化管運動の改善を行ってあげることにより、ほとんどのウサギさんは治ってしまいます。

私自身、この手の病気で手術が必要になる子ほとんどいないと考えております。


全身麻酔下で手術をすることにより、さらに消化管運動機能の低下が起こります。

毛球症の手術後に命を落とすことが多いのはこのためなのです。

もちろん一部の例外で緊急手術が必要な例がありますが、それは極めてまれなことです。

posted by 鈴木慎一 at 19:56| 静岡 ☀| Comment(0) | TrackBack(0) | エキゾチック動物医療 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2008年12月05日

リクガメの立ち上げ

カメ、トカゲなどの爬虫類を購入後、元気だけどごはんを食べないとか

ショップでは元気・食欲ともにありと聞いていたのに、

家に来たら元気も食欲もないという方いらっしゃいませんか?

特にこういったトラブルを起こしやすいのは、ネットで購入し宅配便で送られてくるケースに多く見られます。

実際ショップでは本当に元気もあり、食欲もあり太鼓判を押して送った個体でさえも

トラブルを起こす可能性は十分にあります。

再度ショップに問い合わせて、飼育環境や餌をまったく同じにしてみても数週間食べない

というケースもあります。

これは低温環境への暴露、振動による輸送中のストレスあるいは

輸送のために数日前から絶食ことなどがもっとも大きな原因として考えられます。


もちろん十分なケアをしてあげれば、多くの場合元気を取り戻してくれますが

飼育初心者の方の大半が立ち上げを失敗します。どころか死に至るケースが少なくありません。

リクガメ眼瞼腫脹.JPG

この子はホルスフィールドリクガメ、元気はあるが購入後3週間食餌をまったく食べない、

眼も腫れているとのことで来院しました。

生活環境の整備と補液、駆虫などにより全身状態の改善をはかった後に、

強制給餌を開始し、2日後に無事自ら食餌をとりはじめました。

リクガメの立ち上げ.JPG

爬虫類購入後こうしたトラブルに直面している方、飼育に不安のある方はぜひご相談ください。
posted by 鈴木慎一 at 10:40| 静岡 ☔| Comment(0) | TrackBack(0) | エキゾチック動物医療 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2008年12月04日

ロッタの HAPPY BIRTHDAY

みなさんこんにちは。

今日は家族の記念日をご報告いたします。

昨日はチワワのロッタが6歳の誕生日を迎えました。

ロッタ6歳誕生日.JPG

ついこの間までお子ちゃまだと思っていましたが、すでに3匹の母でもあり、

あっというまに中齢期です。これからは今まで以上に健康に注意しなければなりません。

といいつつ…わんこのためにケーキを作り

ロッタのぺろり.JPG

早速ペロリ。

今日だけは家族みんな特別です。
posted by 鈴木慎一 at 11:33| 静岡 ☀| Comment(0) | TrackBack(0) | 日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2008年11月28日

鳥類の血液検査

鳥さんにも一般の動物病院(鳥類専門医でなくとも)で受けることが可能な検査がいくつかあります。

身体検査、そのう液検査、糞便検査、尿検査、血液検査(CBC、生化学検査)、ウイルス検査、

DNA検査、エックス線(レントゲン)検査、超音波エコー検査をはじめ

ワンちゃん・ネコちゃんが受けることができる検査は基本的にすべて行うことが可能です。

今回はそのうちの1つである血液検査についてご説明いたします。

血液検査は言うまでも無く多くの情報を我々獣医師、

そして何より飼い主様にとって有益な情報を与えてくれます。


通常小型鳥類の採血は右の頸静脈より行います。

鳥さんは左の頸静脈が極めて細く採血に適しておりません。

細い針を用いて、ほんの数秒でできてしまいます。

検査項目は犬・猫と同様ですが、ALTやBUN(尿素窒素)など

一部の項目は鳥さんでは検査価値のないものもあります。

反対にUA(尿酸)など(動物病院では)鳥類・爬虫類でしか測定しない項目もあります。

当たり前ですが、血液検査でしか知ることのできない情報が数多く存在します。

数10gの小鳥であっても血液検査は可能です。

「血液検査は動物にとってストレスじゃないかしら…」

「なんだかかわいそうな気がするなぁ…」

とおっしゃる方がたくさんいらっしゃることも事実です。多少のストレスがかかることも事実です。

もちろん大前提として、血液検査が必要だと判断した場合、

血液検査に十分耐えうると判断した場合に行うことは言うまでもありません。


無理は決していたしませんので、ご安心ください。


ご理解いただきたいのは…

血液検査をすることが目的ではありません。

鳥さんの病気の詳細な原因を探り、治療する、

今よりも元気にすることが目的です。
posted by 鈴木慎一 at 19:27| 静岡 ☀| Comment(0) | TrackBack(0) | エキゾチック動物医療 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2008年11月24日

リクガメの鼻水

この季節、鼻水・クシャミに食欲不振といろいろ悩まされる時期ですね。

ケヅメ鼻炎.JPG

リクガメの鼻水はいろいろな原因が関与しています。

この時期は急激な変化や低温・乾燥が主に関与していると考えられますが、

夏場でも保温球などを多用する場合、極度の乾燥により呼吸器の免疫が低下することがあります。

はじめは水様で、次第に粘性、そして細菌などの二次感染により膿性へと進行してしまうこともあります。

もちろん環境を改善することにより多くの場合は対処可能ですが、

中には獣医学的な介入がなければ治らないどころか、肺炎へと進行してしまうことさえあります。

とにかく原因を見つけ出し改善しなければ、せっかく治ったとしてもまた再発する可能性があります。
posted by 鈴木慎一 at 14:43| 静岡 ☀| Comment(0) | TrackBack(0) | エキゾチック動物医療 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2008年11月20日

ウサギの膀胱結石

「赤色尿=血尿」、「白く濁った尿=膿尿」

多くの方はそう考えるのではないでしょうか?


ところがウサギさんは正常でも「赤色尿」や「白濁した尿」排泄することがあります。

ウサギの泌尿器の生理機能は通常の哺乳動物と比較して大変特異的で、

食物中の色素やカルシウムの多くを腎臓から排泄しています。

したがって生理的に「赤い尿」や「白く濁った尿」を排泄することがあるのです。

ウサギの飼い主様の中にはこのような特徴的な「ウサギの生理学」をご存知で

「血尿」をしても、「正常な色素尿」と勘違いし、症状を訴えていても病気を見過ごしてしまうことがあります。


今回は「血尿」を示す病気のうち「膀胱結石」をご紹介いたします。

このウサギさんは2歳の女の子です。市販のペレット、牧草、野菜、果物、ドライフルーツを食べている

ごくごく普通の生活をしていました。

主訴(来院した理由)は「赤色尿」、問診で「頻尿」という症状もありました。

レントゲン写真を御覧ください。

膀胱結石Late.JPG

下腹部に鶉卵大の白いレントゲン不透過性物質がお分かりでしょうか?

これが膀胱結石です。卵は産みませんので決して卵ではありません。

人や犬、猫などでは一部の膀胱結石を結石溶解用食(食餌療法)で治療することが可能ですが、

ウサギの結石は通常「炭酸カルシウム結石」のため内科的な治療が不可能です。

したがって手術による摘出が唯一の治療となります。

結石摘出.JPG

結石.JPG

手術により摘出した膀胱内の結石

もちろん今までの食生活を続けていては病気を繰り返すため、カルシウムを制限した食事による維持が必要です。


“要注意“

「血尿」で来院するウサギさんの何割かは「泌尿器疾患」ではなく「雌性生殖器疾患」

すなわち「子宮腺癌」のことがあります。

「赤色尿」が「色素尿」なのか「血尿」なのかは「尿検査」で簡単に鑑別可能です。

いずれにしても「赤色尿」を排泄したら、まずは「尿検査」だけでもお勧めします。
posted by 鈴木慎一 at 16:08| 静岡 ☀| Comment(0) | TrackBack(0) | エキゾチック動物医療 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2008年11月11日

ハリネズミの皮膚病

ハリネズミフケ.JPG

ハリネズミのフケが気になっている飼い主様は多くいらっしゃるのではないでしょうか?

多くの場合は「問題のないフケ」

すなわち正常な皮膚の老化に伴う角質です。

ただフケの中に「異常なフケ」があります。

経験上、

ヒゼンダニによる「疥癬」あるいはカビによる「皮膚糸状菌症」

いずれかであることが多いように思われます。

もちろん細菌の二次感染を伴うこともあります。

「皮膚糸状菌症」は「人獣共通感染症」でもあります。


ヒゼンダニ(ハリネズミ).jpg

これはフケたった1つから検出されたヒゼンダニです。

もちろん顕微鏡を通しての写真ですので、フケの1部分です。

皮膚科検査でこれらの病気を診断することが可能ですが、

繰り返し検査をしないと発見できない場合もあります。


ペットショップさんで「フケ」は大丈夫だけど、「針」が抜けたらよくないよ…と聞いたという方もいました。

そんなことはありません。もちろん正常に針が抜けることもあります。

いずれにしてもハリネズミの皮膚病は本当によく遭遇します。


posted by 鈴木慎一 at 19:35| 静岡 ☁| Comment(1) | TrackBack(0) | エキゾチック動物医療 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2008年11月07日

モルモットの妊娠中毒症

今回はモルモットの飼い主様にぜひ知っていただきたい病気を紹介いたします。

それは産褥期疾患です。出産・分娩前後に起こる病気についてです。

モルモットは難産が多いこと、妊娠中毒が多いことを十分認識してもらいたいのです。

ご存知の通りモルモットの妊娠期間は他のげっ歯目と比較し、妊娠期間が長く

59-72日(平均68日)、出生時は完全に毛が生えそろい、眼は開いています。

生まれてくるときにはある程度大きくなっているという認識を持ってください。

モルモット妊娠.JPG
出産2週間前のレントゲン写真

分娩時に骨盤の拡張程度や胎子の大きさ、肥満などいくつかの要因により難産が発生します。

※モルモットは6-9ヶ月齢で恥骨結合の癒合がおこるため、妊娠・出産を希望されるようでしたら、

それまでに済ませることをお勧めします。



次に、妊娠中毒症についてです。

妊娠中毒は太り気味の子で妊娠後期あるいは分娩後1週間にもっとも頻繁に発症します。

食欲不振や水を飲まないなど誰もが出産後当然と思われる症状からやってきます。

数日以内に、早ければ24時間以内に横たわり、呼吸状態の変化が現れます。

このような状態になってしまった場合必ずといっていいほど2、3日でお別れがやってきます。

とにかく緊急疾患なのです。一刻も早い治療が必要です。


他の動物さんでもお伝えしましたが、少し様子を見てから…ではなく、

まずモルモットを診療している動物病院に受診し、診察を受けてください。

それからでも様子を見ることは可能です。

まずは費用の心配要りません。

なぜなら検査・治療内容などは飼い主様の選択にご選択いただくからです。


ところで、体の中で何が起こっているかというと…

出産前後お母さんには莫大なエネルギーが必要なのですが、十分なカロリーが食事から摂取できず、

体に蓄積した脂肪の分解によりエネルギーを得ようと体が反応します。

分解した脂肪はそのままエネルギーとすることができず、肝臓でブドウ糖に作り変えられるのですが、

モルモットさんやウサギさんなどの完全草食性の動物では

脂肪分解による血糖値のコントロールがうまくいかず、

一気に脂肪を溶かし、その脂肪が一気に肝臓に流れ込むことにより体を守るための反応が

逆に「脂肪肝」を作り出してしまいます。

モルモット乳び.JPG

正常な血清は無色透明なのですが、大量の脂肪によりミルクのように白濁しています。

モルモット食滞.JPG
食欲廃絶による食滞

とにかくモルモットさんの妊娠・出産は危険を伴いますので、十分な監視・管理をお願いします。
posted by 鈴木慎一 at 11:18| 静岡 ☁| Comment(0) | TrackBack(0) | エキゾチック動物医療 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

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